
百年の挽歌 原発 戦争 美しい村・・・
青木理を読んだ、もっと早く読めばよかったんだけど
文化放送の大竹まことのゴールデンラジオの木曜日のパートナーの青木理さん
その中で今年の1月か2月に紹介された本
渾身のルポルタージュ
舞台は福島県浜通りの飯館村、標高500mlぐらいの静かな自然豊かな村
村にはコンビニが2件とドラッグストアが1件あるだけの村
その中で大久保一家のルポ
美江子 主人の一男 そして102歳の文雄 長男 長女の家族
3・11の数日あと福島第一原発のメルトダウンによる飯館村にも
避難勧告が出た、そしてその数日後102歳の文雄は自ら命を絶った・・・
最初にそこからこの本は始まる。
そして文雄の幼少期からはじまり飯館村での農業をして独立するところから
農地をすこしずつ開墾していく、飯館村は美しかった村・・村に根差し
一生暮らしていた文雄
そして文雄の弟は戦争に取られ、激戦地の硫黄島に送られて戦死する
3・11の前におなかが痛いと一男は訴えて病院へ、下された診断は
すい臓がん、余命は半年、南相馬の総合病院に入院するが、その最中に
3・11が発生した、そして福島第一原発の事故で避難を余儀なくされた
それも自衛隊のトラックに載せられ、順番に受け入れ病院におろされた行った
が一男は一番最後、新潟県村上市の総合病院に・・治る見込みがない患者は
最後になる選別をされていた、これはほんとにひどい話だ・・・
国策に殺された兄弟・・・
弟は戦争で殺され、それも勝てる見込みのない硫黄島
そして兄は原発という国策により自ら自死を選んだ
国策によって殺された。
福島原発の事、福島原発周辺自治体の事、日本人はもう忘れているのだろう・・
帰還できているのはわずかの高齢者が大半である。
そして福島に関して言及する政治家もいなくなった。
これも国策によって捨てられているといっても過言でない
そして国民も福島原発事故の事をもう忘れているのか、語ることはない
そして原発が再稼働をされていることに対してなんとも思わないしまた
原発容認が大半の世論になってきている。
一旦事故を起こしたら・・福島を見れば
あの時2号機が原子炉ごと爆発して東日本に住むことができないところまで
追い詰められたが、偶然にベントができて難をのがれた、2号機が爆発すれば
もう日本は終わることになった。
地震大国でそれほどのリスクを背負って原発を再稼働するメリットはあるのか
そこにあるのは政官財の原発村の利権が動かしている。
自分はあくまでも原発反対の立場である。
それにしてもこの国の政府は弱者にたいして無関心としか言いようがない・・
熊本の地震の時は高市は動画を撮って自らをアピールして災害を政治利用する
し、またここ数か月の千葉豪雨に対してはなんら高市からの言葉を発しない
せめて国をあげて全面復旧しますとか言えばいいのだが、しかとである。
ほんとに弱者にたいして無関心というか厳しい政治と社会だ
勝ったもんが勝ち、負けたもんは自己責任 弱肉強食の社会
全く幸せに生きていくことができない社会、非正規雇用で生活が厳しい人々
シングルマザー、こどもの貧困、なんら政府は対策を打たない
そして高所得者や生活に余裕がある人間は自己責任でがんばらないお前が悪い
という
こんな社会ほんとに不健全だ・・・
福島原発事故から見えてくる日本の社会の歪み
このルポルタージュは一家族を通して見えてくる
おすすめの本で読むべき本でもある。
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